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GooglePlayからアプリリジェクトされた話
個人で公開していたAndroidアプリがGooglePlayから削除されてしまいました。日本語を入れると音声で読み上げてくれるというシンプルなアプリなのですが、突然「ガイドラインに違反しているからアプリ削除しました」みたいなメールがGooglePlayから届き、ストアからリジェクトされてしまいました。慌ててデベロッパーコンソールから確認してみると「削除済み」と書いてあり、このアプリに対する一切の操作が出来なくなってしまいました。
## なぜ削除されたのか
削除理由はメールに書いてありました。このアプリの場合、アプリに付けていたタイトルが「 Android ブランド ガイドライン」に違反しているという理由で削除されたそうです。
[Android ブランド ガイドライン](http://developer.android.com/distribute/tools/promote/brand.html)
アプリのタイトルを
>Androidがしゃべる!『Speak』
というような感じでつけていたですが、この「Androidがしゃべる」という部分がガイドラインに違反してしまったみたいです。改めてガイドラインを読んでみると「for Android」のような使い方は可能ですが、Androidがタイトルの一部となるようなケースはだめだそうです。
この辺最初アプリを作った時に目を通した事はあるのですが、何個もアプリを出しているうちにすっかり忘れてました。ちゃんと規約を守るのは大事ですね。
とは言うものの、タイトルがガイドラインに抵触しているという理由で一発削除されてしまうというのは若干怖いですね…。警告→削除とかだったら助かるのですが…。違反回数もデベロッパー毎に記録されていくそうなので違反時のリスクが大きそうです。
## 異議申立てしてみる
削除されたアプリは違反箇所を直した上で「別パッケージ名」としてストアに出せば再度掲載が可能みたいです。ただ別パッケージになるので、アプリへのURLや過去のDL数・評価・ランキングなどといったものが一切引き継げなくなります。今回はリリース直後だったので、再アップロードしてもあまり影響なかったのですが、アプリのリジェクトが不当だと感じた場合に異議申立てが出来るとの事だったので、駄目もとで申請してみました。
* アプリ内のタイトルは「Speak」であり、意図してトレードマーク侵害を行ったわけではない
* アプリを削除すべき問題がマーケットでのタイトルだけであるなら、これを修正して再度アプリを公開することは出来ないか
こんな感じの内容を文章にしてフォームに書いて申請してみました。尚、異議申立てした際の結果は最終決定となってしまうそうです。どうにか再公開して欲しいみたいな交渉や、公開するためのアドバイスを問い合わせる事は出来ないので注意です。また他のアプリが大丈夫だったからみたいな理由での申請も意味が無いようです。
フォーム送信して待つこと1週間…。なんと無事アプリが復活しました!コンソールから操作出来るようにしておいたから、問題点直して再送信してね、というメールが届き無事に元の状態に復元出来ました。自動応答メールでは72時間以内に返事すると書かれていたのに1週間まるまる音沙汰無かったので結構諦めてたのですが復活してもらえて良かったです。メールが英語で帰ってきてたので、フォームで送る文章も英語で送ったほうが早かったかもしれません。何はともあれ一安心です。
## 気づかないと怖いアプリリジェクト
iOSは良くも悪くも審査が事前にあるので、気づかないうちに規約に触れていたという事態は起こり辛いですが、Androidは公開後に突如リジェクトされるため、あらかじめ規約をよく読んで違反に注意しておく必要があります。
今回の件で規約違反の怖さを実感したので、うっかり違反になってしまったケースを軽く調べて纏めてみました。
* アプリタイトルでAndroid(やGoogle)のブランドを騙っている
* レビュー催促に対する報酬付与をしている
* 正しくないカテゴリーを設定している
* 正しくないレーティングを設定している
* 検索でヒットしそうなキーワードばかりを説明文に散りばめてる(キーワードスパム)
* 相応しくない広告を載せている
* GoogleWalletを使わないアプリアイテム決済をしている
* 著作権・商標権を侵害している
こうしてまとめてみると、ランキング操作と覚しき行為に対してはリジェクトされやすいような気がしてます。ランキングはユーザーがアプリを見つける上で役立つものですし、ここに不正な操作でランキングを上げたアプリが入り込んでしまう事態はプラットフォーム運営側として好ましくないのでしょう。また、数多あるアプリを中の人がチェックするのも大変ですし、ランキングのような目に触れやすい所からチェックが入るというのは普通にありそうです。今回自分のアプリも新着のカテゴリランキング内ではありますがランクインしてました。
みなさんも規約をしっかり読んでリジェクトに気をつけましょう!